「肌断食」を始めて11カ月経ちました。
厳密に言うと、セオリー通りに「肌断食」をしていたのは7ヶ月。最近は部分的に化粧品を取り入れています。
今回は、「肌断食」に興味がある方に向けて、肌断食のやり方や効果、わたしの体験談をご紹介します。
毛穴が気になる「いちご鼻」が改善しました!
肌断食とは
肌断食とは、化粧水やクリームなどの基礎化粧品、メイク用品を極力使わないスキンケア法です。
化粧品に含まれる化学物質から肌を守り、肌がもともと持っているバリア機能を回復させることを目指します。
肌断食のメリット
肌断食をすることで、次のような効果が期待できます。
- 肌本来の保湿力を取り戻す
- 肌への負担を減らせる
- 角栓が目立たなくなる
とくに気をつけたいのがクレンジングです。
大量に含まれた界面活性剤が、角層内の保湿成分をとかしてバリア機能を壊し、乾燥や肌荒れなどを引き起こします。
肌断食は肌への負担を減らし、肌本来の力を取り戻すことができます。
宇津木先生の本で理論武装してから始めるのがおすすめです。
肌断食のやり方
朝のお手入れ
- 水またはぬるま湯で洗顔する
- 優しくタオルで拭く
- 乾燥が気になる部分にワセリンを塗る
- 石けんで落とせるメイクをする
夜のお手入れ
- 石けんでメイクを落とす
- 優しくタオルで拭く
- 乾燥が気になる部分にワセリンを塗る
必要なのは石けんで落とせるメイクと、石けん、白色ワセリンのみです。
クレンジング不要、石けんで落とせるおすすめメイクは、ETVOSです。使いやすさはもちろんのこと、パッケージも素敵で、使うたびに気分が上がります。
実際に感じた肌断食の効果
いちご鼻が改善する
高校生の頃に鼻パックにはまり、毛穴を広げてしまいました。毛穴パックこそが不要だったと知ったのは、大人になってからです。
いちご鼻化してしまった毛穴対策として、クレイパックやスクラブ、ピーリング、イオン導入…いろいろな化粧品を使用しました。
どれも使用直後はきれいになるものの、時間が経つとすぐ元通り。毛穴対策を頑張る時期と、あきらめる時期を繰り返すこと20年(ぷらす数年)。
手をかければきれいになるものだと思い込んでいたので「なにもしない」という考えがまったくありませんでした。
本当に大丈夫かな?と疑いながら始めた肌断食。4ヶ月ほど経ったころ、毛穴が改善していることに気づきました。毛穴が脂っぽくなることがなくなったのです。
11ヶ月続けた今では、黒ずみゼロとまではいきませんが、毛穴が引き締まっています。
お財布に優しい
メイクはしっかり落とすもの!クレンジングは大事!と思っていたので、わりと高めなものを購入。洗顔料、化粧水、乳液、美容液、毛穴ケア商品…化粧品は良さそうだと思うさまざまな商品に飛びついていました。
今まで一体いくらつぎ込んできたのでしょう。
ゆるい肌断食に変更した今は、石けん・化粧水・乳液は購入していますが、クレンジング・洗顔料・美容液・毛穴ケア商品を買わなくなった分、かなりの節約になっています。
肌のお手入れが楽
クレンジング剤を顔に馴染ませ、くるくるマッサージをして、しっかり洗い流し、次に洗顔をする。この流れがなくなったのが想像以上に楽です。
今は石けんを泡だてネットで泡だてて、優しく肌にのせて洗い流すだけで終了です。
お風呂上がりはワセリンをつけるだけ(今は化粧水と乳液)。とにかく楽です。
現在のお手入れ方法
はじめに書いた通り、わたしがセオリー通りに肌断食をしていたのは7ヶ月です。
肌断食を始めていちご鼻改善には効果を感じたのですが、おでこのシワ、頬のザラザラ感がだんだんひどくなったため「鼻だけなにもつけず、他は化粧水・乳液をつける」に変更しました。
そうすることでシワはまだ改善していませんが、頬のザラザラ感は落ち着きました。
宇津木式では化粧水・乳液も不要、むしろ良くないとされていますが、わたしの肌にはこの方法があっているようなので、しばらくこのスタイルを続けていこうと思っています。
自分の「あたりまえ」を変えてみるのは、おもしろいですよ。