あと1週間で冬休みかぁ、冬休みまでにあれをしてこれをして…と考えていたころ、次男が熱を出しました。そんなに高熱ではなかったので、ただの風邪だろうと思いつつも、念の為検査を受けさせたら、コロナ陽性。そこから長い長い冬休みが始まりました。
コロナにかかったあと、すぐに実家に帰るのは少し不安だったため自粛し、夫はサービス業で年末年始も仕事。この冬休みは、初詣と買い物以外ひきこもっていました。
うちの子供たちはとにかく元気が良くて、喜怒哀楽が激しいです。二人が仲良く遊んでいるときはほほえましいのですが、しょっちゅう衝突するので、ずっと家にいると結構疲れます。
少しずつ少しずつストレスがたまっていって、怒りっぽくなっている自分に気付きました。なにか心を落ち着ける方法を探して思いついたのが、本を読むこと。
そういえば最近読む本といえば、文章に関するものばかりで、子育て本を読んでいないなぁと思い、良さげなものを探して見つけたのが「男の子育てにくい子ほどよく伸びる」です。
今回は、おおたとしまささんの「男の子育てにくい子ほどよく伸びる」を読んで感じたこと、参考になったことをまとめます。
子どもの困った性格・行動
わがまま
特に次男は気が強く「こうしたい」と言い出したら聞きません。その希望が叶わないとなると、かんしゃくを起こし、泣いて暴れます。
こんなにかんしゃくを起こすなんて、何か問題があるのかと思い、次男が年少のころ、市の子育て相談の方が来られる際に、園での様子を見てもらったことがあります。結果、とくに気になるところはないと言ってもらいましたが、それにしても…と手を焼いていました。
でも本を読んで、見方を変えれば「何が何でも意志を押し通す力」を持っているのだと捉えられることを知って驚きました。見方を変えると、すごい力の持ち主に見える!
言葉遣いが悪い
長男は小学生になるまで、おとなしい・かわいらしい子だったのですが、だんだん悪い言葉を使うようになりました。まあ小5ともなれば、それも仕方ないとは思っていますが、問題は次男。兄の真似ばかりするので、年中さんに似合わない言葉遣いをします。
ちょっと嫌なことをされると、すぐ相手に汚い言葉を投げかけます。注意しても怒っても変わらないので、どうしたものかと頭を悩ませていましたが、小さいときの悪い言葉遣い、ののしり合いも必要な経験と書いてあるのを読んで心が軽くなりました。
元気が良すぎる
とにかく元気がいい子どもたちは、家の中でも本気で走って追いかけっこ、突然ものを投げ合う、無駄に大声を出す、ケンカはもちろん激しいです。
わたし自身姉妹で育ったので、なんでそんなことをするの??のオンパレードです。べったり一緒にいると疲れ果ててしまうのですが、本にあるように制御不能になる子どもは「生きる力」に満ち溢れた存在なのだと思うと、あたたかい目で見守る余裕が生まれました。
実践したいと思ったこと
「まあ、いいや」と思う
本の中でぐさっと刺さったのが、この一文。
子どもが思い通りに動いてくれないからと、親がいちいちキリキリしていると、子どもも自分の思い通りにならないことがあるといちいちキリキリする子になるでしょう。
引用:男の子 育てにくい子ほどよく伸びる
うちの子どもたち、怒るんですよね。原因はわたしですね。やはり。
粘土を部屋中に散らかしたり、床を濡らして滑って遊んだり、室内ごみばこを乗用玩具にしたり、いろいろやらかしてくれるので、つい。その他、なかなか勉強をしない、ゲームをやめないときなど。
自分では、子どもたちを怒りすぎてしまっていると思っていますが、実母に「もっと怒ったら?」とか「もっと我慢させないと!」と言われることがあります。わたしは子どもの頃に必要以上に怒られた感・我慢されられた感があり、親とは違った子育てをしたいと思っています。そう思っていながらも気をつけないと怒る・我慢させる関わりの多い子育てに傾いていきます。
たいていのことでは「まあ、いいや」と親が言えていれば、子どももたいていのことで「まあ、いいや」と言える、寛容な子に育つとか。
もっと穏やかに暮らしたい!それならばまずは親である自分から、寛容性を示していかなくてはとあらためて思いました。
「ダメ」を控える
ジュース買って!お菓子買って!凍った食パンを食べたい!庭でラーメンを作って食べたい!子どもの欲求はさまざま。
「○○していい?」に対して「ダメ!」という会話パターン、結構やってしまっています。「ダメ」ではなく「えー」という形で。
反射的に「えー」と否定から入らず、まずは「○○したいんだね」と気持ちを受け取る会話パターンに変えていきたいです。
しあわせを感じる
感謝する力はしあわせを感じる力に直結します。自分にはしあわせが足りないと思うなら、足りないのはきっと、しあわせではなくて感謝する力ではないでしょうか。
引用:男の子 育てにくい子ほどよく伸びる
わたしにはこれが足りていません。もっと落ち着いた性格になって欲しい、もっと勉強して欲しい、もっともっと…。
でも子どもが病気をしたとき、怪我をしたときに「元気に生きていてくれるだけでありがたかった」と気づくんですよね。なにかが起こったときだけではなく、なにもなくてもしあわせを感じ、感謝できるような人でありたいと思います。
まとめ:「やんちゃ坊主」でいい!
この本を読んで、子どもたちがやんちゃすぎて大変…と思っていた気持ちに変化がありました。
せっかく子どもらしくのびのび育っているのに、ネガティブな見方をしてしまうなんてもったいない!
育てにくい子どもの方が将来楽しみなのであれば、今のままでいい。いちいち怒って親の考えを押し付ける必要なんてない。そう思えたら怒る回数が減り、心が楽になりました。
子どもがやんちゃすぎて大変…とお悩みの方におすすめな一冊です。